鈍くさいけど何とかしたいどんちゃんのブログ

日本のIT業界とITを利用できない企業を憂う。うまく立ち回れば良いのでしょうけど、駄目なものは駄目。それを何とかしたいと思いつつ、いろいろ書いている徒然雑記帳

計画が全てであり、ツールのせいにするな

プロジェクト管理で、ガントチャートは役に立たないとの記事があった。

ガントチャートは、有効なプロジェクト管理手法である。ただ、記事には「クリティカルパス法が有効で、それを管理できるツールがない」とあった。ツールはある。どこかの肩を持つわけじゃないが、MS-Projectがそれだ。

MS-Projectを使おうとすると必ず言われるのが、「思う通りの計画が引けない」と言われる。ガントチャートを入れて、依存関係を設定すると、考えていたのと違う計画ができる。考えていたより遅く完成することになる。それで、思い通りにいかないからExcelガントチャートを作成して管理を始める。

確かに、思い通りの計画納期で線が引けるのはExcelだろう。しかし、Excelでプロジェクト管理しているプロジェクトはほぼ失敗する。少額案件であれば、PM1人の力で強引にねじ伏せることも可能だが、1億円以上になるとPM1人ではどうにもならない。
ガントチャートのそれぞれのWBSは、鉛筆舐め舐めで引いているいてはどうしようもない。依存関係も、単に依存があるだけでなくどう依存しているのかを明確にしないといけない。要は、計画を綿密に行っているかである。

鉛筆舐め舐めのプロジェクトは、WBS日数に根拠がない。成果物定義がない。成果物関連図がない。これだけなければ、気がついた時には相当計画と現行がずれている。計画しても、遅れる場合もある。しかし、次の期限は延期した時点で出せるのが計画しているプロジェクトである。しかし、有名どころのプロジェクトで遅れて再度納期が直ぐ出た試しが殆どない。これは、計画が最初から根拠がなく、遅れた時点での再計画がまた曖昧な意見の集合体なので、とんでもない日程になるからである。

プロジェクト計画は、作業だけを計画するものではない。プロジェクト全体を計画するものである。それは俯瞰して全体を見通して計画を立てる、戦略を考えることから始めるのと似ている。WBSを引くときは、作戦を考える時点なので、前提条件や範囲・成果物などは解っているはず。

計画をまともにできないで、ツールのせいだと言ってはいけないPMBOKも計画ありきと言っている。これは、企業経営にも言えることである。戦略ないところの、勝機はない。でも、目の前の小さな成果を小出しにして、戦略と同じになると勘違いしているのが日本人の大部分。大枠が解らないのに、それを埋めるパーツは作ることは出来ない。