鈍くさいどんちゃんの気になったこと

大人になって上手く立ち回れば良いのでしょうけど、駄目なものは駄目

計画できないのに、実行できると思う?

MSNに、こんな記事がありました。

東芝だけじゃない!海外大型案件で赤字続出 プラント建設で想定外の遅延や賃金高騰

 

プラント系案件は、長期間にわたるプロジェクトであるので、プロジェクト管理が必要です。しかし、日本企業は何年にも渡って経験があるのに、会社の存在を揺るがすほどの損失を出すことを何時まで経っても止められません。ITの世界でも、卑怯なコンサルならいざ知らず(まあ、どこぞは逃げようとして会計監査員に損害倍書請求されて大失態を晒しましたし(笑))大型案件であればあるほど固定金額で請負の案件が殆どです。では、何故失敗するのでしょうか?

1.成果(結果)が全てであり、受注が全てじゃない
仕事確保のため赤字覚悟で受注を良く聞きます。確かに、受注しないとお金がないので、必要な支払が出来なくなりますね。営業も良く言いますし(笑)
もし、資金ショートするならば、その会社はそこで終わるべきです。必要な会社であれば、無茶なことしなくても案件はとれますし、そもそも資金計画がしっかりしているしトレースもしっかりしているので慌てなくて済むはずです。
しかし、過去を見渡して同じ事が繰り返されて、仕舞いには裁判か会社が消えることになります。
赤字覚悟で、なんて聞こえは良いかもしれませんが、これこそ「統率の外道」としか言いよう無いですね。受注せんかったら潰れる!!どうぞ、潰れてください(笑)そんな資金管理もできない会社は、社会的責任を果たせないので反って迷惑ですから、東芝さん(笑)

 

2.リスクは、「危険」ではなく「不確実性」
良くリスクマネジメントをしっかりやろうとか言います。今まで、いろいろとレビューでも言われてきましたが、リスクを正しく認識しているマネジメントはそうそういないです。
特に、日本人の方は、危険だー危険だーと言います。危険だったら、止めれば良いだけです。
リスクとは、不確実性のある要素のことを言い、これをどれだけ管理できるかでプロジェクトの成功が決まります。しかし、リスク全てを認識出来ることは不可能です。そんなこと神様にしかできない(笑)そのために、測定不能なリスクにも備える必要があります。PMPをお持ちの方であれば、理解されていると思います(でも、マネジメントは知らない方が殆どなので、説明するのがめんどくさいですよね(笑))


3.計画できない案件が、デリバリできる訳がない
最初に、「仕事確保のため赤字覚悟で受注」と言いましたが、赤字と解っていて受注するならば会社がおかしくなるまで赤字だったのか?と疑問に思います。
「想定外でした」は、日本人がよく言う言い訳です。長期間になればなるほど、想定外の事案が発生する確率は上がります。だから、2で説明したように、測定不能なリスクにも備える必要があるのです。それを越えて費用が発生したら、想定外ではなく想定以上の費用が発生したのです。残念。
プロジェクトをやる上で、想定外はあり得ませんし有ってはいけません。でも、100%の確率をプロジェクト実施前に求めることもできません。終わって初めて確度100%になるのです。ここを勘違いしちゃ駄目ですよ、日本大企業マネジメント諸君(笑)
事前に、どれだけ高い確率で計画できるかしかありません。所詮、計画なのですから、100%はありませんが、それに近い計画を立てることが必須です。
計画することは難しいです。でも、日本は今までに大規模プロジェクトを成功させてきています。それらをベンチマークとして計画すれば、確度高い計画が導き出せるはずです。


計画できないのに、できると思う?

出来ると思ったら、その時点で思い上がりも甚だしいとしか言いようがないなですね。